東京都中野区T様邸　雨漏り修繕工事　ベランダ防水

施工前　セメント系防水処理（お客様にて塗装処理あり）

弊社が加入し活動を行っている「一般社団法人Total Reform Net（トータルリフォームネット）」のホームページをご覧になり

屋根からの雨漏りが発生したので、「無料屋根診断」をお願いしたいとの御依頼を頂きました。

屋根に使用している基材は一般的に「S型瓦」と名称されている屋根材でした。

経年劣化による棟漆喰部分の傷み・基材表面の汚れ発生等は散見されましたが、壁際の排水処理部も適切な工事が行われており、屋根基材の固定もシッカリしており

雨漏りを発生させる原因・部位は発見できませんでした。（問題が無いと言うのはお客様にとっては大変良い事です）

現状をお伝えし、再度発生時の様子をお聞きすると

室内にいても雨音が分る位の雨量のタイミングで２階のお部屋の床上「３センチ程度」から1階のリビング内壁に雨跡が発生

更にはご自身でベランダ塗装工事を行ってから症状発生する事が分かりました。

そこで、2階のベランダを確認させて頂くと・・・

出入り口の敷居下、奥に50センチほどの長さの隙間が発生していました。

雨漏りの発生場所と位置関係もピッタリです。原因はここで間違いないですね。

開口部から外に向かってシッカリと勾配があったので今までは雨漏りを発生する前に排水処理できていたと思います。

それがご使用になった塗材が凸凹を発生させてしまい、流れが悪くなり排水がうまく機能しなかったことが原因ですね。

これは工事後のお話になりますがモチロン雨漏りは止まりました

工事内容　下処理　→　下塗り　→　トップコート

お客様自身で行った修繕工事で床に多少の凹凸が発生していた事と、お客様が使用した塗材を「新規塗材（溶剤）」が溶かし、浮剝がれを発生させない様に

雨水の流れやすい防水下地層を作成しました。使用した材料はコンクリートやモルタルなどの無機系下地との密着性に優れている「菊水化学工業株式会社　カチコテSP」

（もちろん敷居下の隙間部分もシッカリと処理を施しています）

そこからプライマーを塗布し、ウレタン下地を作成していきます。

使用材料は「シーカ・ジャパン株式会社の　コスミックPRO 12ゼロ（13ページ密着工法）」。特定化学物質を含まず、作業者や周辺環境への安全配慮と

環境安全に配慮したウレタン塗膜防水材なので非常に安心できます。

トップコートは既存の色にと同じグリーンを施工しました。

（ウレタン防水塗料は製品の特性上選択可能な色が少なく、お客様にお選びいただける色が無い事がいつも悩みの種です💦）

施工日数はどの位だったのか？

今回の工事は3日間でした

下地作成・ウレタン下地塗布・トップコート　各1日（実際は午前中のみで午後は乾燥期間にあてました）