山野の生活通信
皆様の健やかな毎日にお役に立てるよう、季節にあわせた情報をピックアップしてみました。
Vol.98 乗り物酔いを防いで、楽しく旅行を満喫!
2025年5月
旅に最適なシーズン到来です。楽しい旅ですが、乗り物酔いが心配な方も。乗り物酔いを防いで、心から旅を楽しむ方法をご紹介します。
乗り物酔いが起こる原因とは
◎乗り物酔いはどうして起こる
電車、バス、船、飛行機などに乗ると気分が悪くなってしまう乗り物酔い。「動揺病」とも呼ばれ、症状が出るまでに3つの段階があります。
【第1段階】乗り物の加速や減速、回転により、耳から感知する情報と目や身体から入ってくる情報のズレが原因とされています。
【第2段階】情報のズレは脳の扁桃体に送られます。そばにある脳の記憶器官である海馬に過去の不快な乗り物酔いが照らし合わされ不快と判断します。
【第3段階】偏桃体が不快と認識し、自律神経が興奮状態となり、バランスが崩れてしまいます。それにより吐き気、冷や汗などの症状を引き起こします。
◎乗り物酔いしやすい人
4~12歳くらいの子供。大人でも過去に経験し、不安から起きることもあるようです。
乗り物酔いの予防と対処方法
☆乗り物酔いを防ぐ7か条
1.旅行前日にはたっぷり睡眠を取る
2.適度な食事で腹八分目。空腹、満腹は避ける
3.厚着やお腹を締め付ける服や下着に注意
4.読書やスマホを避けて、遠くの景色を見る
5.頭をなるべく動かさない
6.出発30分前に薬の服用
7.呼吸を深くし、気持ちをリラックスさせる
☆気分がすぐれなかったら
1.席を倒して横になるなど、楽な姿勢をとる
2.窓が開けられるなら、新鮮な空気を吸う
3.ベルトやボタンを外し、締め付けを緩める
4.酔ってからも効く薬の服用